ストーカー・DV
毎日のストーカー被害に耐えられず、引越しを考えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
ただ、せっかく引越してもすぐに新しい住所を突き止められてしまっては意味がありません。
そこで今回は、ストーカー被害で引越しをする際に注意すべきポイントをご紹介します。
*注意すべきポイントその1:引越し業者に頼まない
当たり前ですが引越し業者を手配すると、家の前に堂々と業者の名前が入ったトラックが来ます。
これでは「これから引越しをします」とストーカーに教えているようなものです。
ストーカー対策で引越すときは、友人や家族に手伝ってもらって少しずつ引越しをするようにしましょう。
一気に引越しできるわけではないので時間は掛かりますが、焦らず慎重に引越しを進めることがポイントです。
待ち伏せや嫌がらせの被害を受けている場合、引越しのことを感づかれると、当日に尾行されてしまう可能性があります。
引越しをするときは大きな荷物・段ボールの類は目立たない時間に運んだり、粗大ごみはなるべく出さないようにしたりなど最大限の配慮を心がけましょう。
ゴミをあさられる可能性もありますから、少しずつゴミに出すようにするなど徐々に引越しの準備を進めましょう。
これは引越し前にも後にも言えることですが、SNSは極力更新しないようにしましょう。
他人の情報を簡単に得やすくなった昨今、あなたが何気なく投稿したものが、ストーカーにとって住所を特定する手掛かりになることもあります。
ストーカーはあなたの友人や生活スタイル、様々な情報を得て分析をしているかもしれませんので、SNSを更新するのはほどほどにしましょう。
普通の引越しであれば、引越した後にクレジットカードや銀行など、住所変更をしますよね。
しかしストーカー被害に遭っているのであれば、むやみに住所変更をするのはやめましょう。
ストーカーはときに家族になりすましたり、探偵に依頼したり、あらゆる手を使ってあなたの住所を特定しようとするでしょう。
ですから、住所変更をする際は十分気を付けて、必要最低限のものだけにしましょう。
また、ストーカー被害やDV被害に遭っている人のための「DV等支援措置」というものがあります。
これは住民票がある市区町村に申し出ることで、住民票の閲覧または写しの申請を拒否できるという制度です。
気になる方はご自身の市区町村で確認してみてください。
真面目な人だと、「引越して来たから周りの人に挨拶をしないと」と思うかもしれませんが、ストーカー被害に遭っているのならその必要はありません。
ストーカーが家族のふりをして、あたりを付けた住所の近隣の人に聞き込みをし、あなたの家を特定してしまうかもしれません。
ストーカー被害に遭っている人に限らず、訳ありで引越しをする方はたくさんいらっしゃいますから、挨拶をしないと周囲に変に思われるかもしれないといった心配はしなくても良いのです。
自分の身を守るためにも、できるだけ引越してきたことは誰にも言わないようにしましょう。
勤め先を変えずに引越した場合、住所登録の変更が必要になるかと思います。
その場合、手続きの関係者以外に引越したことが知られないように注意してください。
ストーカー被害に遭っていることは、信頼できる上司や同僚だけに伝えても良いですが、会社から情報が漏れる可能性もありますので、必要以上に引越したことを伝える必要はありません。
また、これは難しいかもしれませんが、どうしてもストーカー被害に耐えられないという方は、引越しと転職を同時進行で行うことも視野に入れることをおすすめします。
転職したら、ストーカーはあなたの勤務先を特定しようと試みるでしょうし、転職せず引越しだけを行う場合、会社から尾行されて新しい住居を特定されてしまうかもしれません。
そのため、もし可能であれば転職も引越しも同時に行うことをおすすめします。
今回は、ストーカー被害で引越しをする際の注意すべきポイントをご紹介しましたが、ご参考になりましたでしょうか?
引越しをお考えの方は、なるべく周囲に知られることなく、信頼できる方に手伝ってもらいながら、慎重に準備を進めていってくださいね。
本記事でご紹介した対策はどれもご自身でできるものですが、探偵の手を借りないと解決できないストーカー被害もあるかと思います。
当社には悪質なストーカーから皆様を守るプランもございますので、被害を防ぎながら決定的な証拠を収集し、対策を行います。
誰にも被害を相談できずに悩んでいる方がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。